非常用持出袋(自宅編)3

救急用品
防災キングなど防災用品販売店で、販売できるのは薬事法や医療機器販売制度に抵触しない用品のみとなります。
したがって、薬品類は各人で追加する必要があります。胃薬・傷薬・目薬・消毒液また、普段飲まれている薬などは別途備えるようにしてください。また、保険証のコピー(通常では有効とはされませんが)や病歴・普段飲んでいる薬名などのメモなどもあれば便利です。

救急車などは、災害時には殆んどの場合被害の大きな地域や重傷者を優先としますので応急処置などは、自前での対処が必要です。包帯、洗浄綿、絆創膏、ガーゼ、ハサミなどは必需品です。特に出血などには、止血帯、三角巾、止血パッドなども重要なアイテムです。貴重な飲み水も、傷などを洗うのに用います。出血した時間と、止血した時間は何処かにメモしておけば、治療の際に有効な情報となります。マスクや衛生用品もあれば便利。また、自分以外の人を処置する際は、血液からの2次感染防止のため手袋などが必要です。

ライト・ラジオ
ライトは、夜間や避難所、自宅でも必要となります。出来れば、ヘッドライトタイプで自由に両手が使えるものと、ペンライトタイプ、ランタンタイプなどで一人1本あると便利です。すべて同時に使う場合は移動のときで、それ以外は乾電池の消耗を防ぐため1個ですごします。出来るだけ軽量小型で、長時間使えるもの(電池1個に対しての時間換算)で、点滅機能や明るさの調整など出来るものが便利です。LEDなどがランプ切れの心配もないのでお勧めです。
ラジオは、正しい情報を得るために必要と言えますが、ワンセグテレビ(携帯など)も有効です。風評に振り回されないよう、シッカリとした情報を得て行動を判断しましょう。乾電池は重量物なので単三電池(器具も単三)で、多めに用意し使用期限(電池に記載されています)を守りましょう。

ダイナモライト・ラジオは手軽で便利な商品です。携帯電話の充電器が付いているものもありますので、所有している携帯電話のアダプターと合うものを物を選択してください。ライトとしては、電池式よりも明るさではかないません。ラジオもコンクリートに囲まれたところなどでは、受信しずらい場合もありますが、受信場所を調整すれば良好に使用できます。気になるのは内蔵のバッテリーです。リチウム電池で3年位を目途に、機能の点検をしてみてください。国産品または国内設計品をお勧めします。リチウムは満充電よりも、8割くらいの浅い充電のほうが長持ちするようです。

呼び笛
助けを呼びたい、合図を送りたいときに必要です。体力の消耗を防ぐため、軽い力で吹いて高い音がでるものがお勧め。持出袋の取り出しやすい場所に備える。または身につける。

軍手・タオル
コンパクトな圧縮セットがおすすめ。タオルは人数分用意。