月別アーカイブ: 2012年3月

防災用品

防災キングのショップの 更新が進まない。
実を言えば 運営全てが自社手工業、大手さんや通信専門会社のようにスタッフがいるワケではなく,専門会社に委託しているわけでもありません。
ひたすら地道に勉強しつつスタッフが他の仕事の合間に、更新しています。

紹介したい、良い品が沢山あるのだけれど、もう少し時間をください。忙しい理由は年度末であることと。

実は 今月新社屋に移転することとなっています。
今までは、事務所と倉庫が別々で不便だったので 「くっつけちまえ~」の一言で実現しました。
新事務所については、後日ご紹介します。

防災用品の最近の動向、今年に入ってから非常にご依頼が増えています。
やはり震災の影響と、30年以内に・・・・と、自治体や企業による備蓄が増加していることが
要因でしょうか。特に、アルファ米・保存水・発電機・パンなどが入荷困難な状況です。

もともと、備蓄用品などは需要が高いものではないのです。ですから供給が間に合わなくなるんですよ。講演先でも良くお話しさせていただくのですが、先ずは家庭にある乾物物や、即席食品・お米・小麦粉などを使用し、それが尽きたら非常食となります。やはり、それでも水には困りますよね。

水は、保存水でなくとも通常販売されているお水でも良い。ただ、常に一定量を切らさないようにする事が大切です。出来れば 硬水よりも、不純物が少ない軟水のほうが良いそうです。

被災地で、プールの水などを浄水器で濾過し、使用している映像を見ましたが活性炭式やセラミック式などが多いようですね。それらの浄水器だと、濁りまで取り除くのは結構大変です。

はやりのストロー浄水器なども透明度を保つ(いわゆる不純物を取り除く)能力は高くありません。
そこで近年、逆浸透法式の浄水器が重宝されています。以前は大変高価でしたが、少し頑張れば購入可能かも?と思えるレベルまで価格が下がっッてきました。ろ過能力は非常に高く、市販のウーロン茶までも透明な水と、ウーロンエキス?とに分離してしまいます。余裕のある方にはお勧めです。

最近見たTVで、ボール状の防災シェルターが人気で すでに1000台ほど注文があったと言っていました。危機管理展で実際に目にしていた商品でしたので驚き、その時「これで、どうする???笑」と、関心を示せなかった自分をまたしても反省しました。常に、一般ユーザーの目線を考えなければいけない立場でありながら、沢山の商品を見すぎているためでしょうか。しかも、価格は浄水器の比ではないし。いったい、どうなっているの?1本200円前後の、保存水を買い控える人もいるというのに・・・。しかも、5年保存 年間換算40円・・・期限がきたら飲んでしまえばいい。

ご年配の方の購入が多いそうです。ボールの中には当然備蓄品をご用意ください。

ただその防災シェルター(商品名は忘れました)、津波には有効かもと その時思ったのは事実で、ただし目が廻るだろうけど命にはかえられないよな~と思ったことを覚えていて又機会があれば、リサーチします。

展示会

申し訳ないぐらい久しぶりの書き込み。
昨年から 毎週のように展示会開催や講演会などに、お呼びいただき
地域の方々には 頭が上がりません。

年度末ということもあり かなり忙しい状態ですが何とか乗り越えています。
出張展示会は、防災訓練の一部で開催させていただくことが多いのですが
参加者は 少ない時には数人 多い時には数百人とかなり差があるようです。

年齢層も様々ですが、やはり ご家族単位での参加が多い様です。独身者であろうと思われる
若い方や、中高生・大学生の姿をほとんど見受けられません。
体力的に、いちばん良い時期の若者姿がないのは寂しく感じます。

ある防災拠点で、近隣の中学校の生徒さんが応援に駆け付けてくれました。
その機動力は、とても素晴らしいものがあり驚かされました。
防災キングの 展示ブースで2人の女子中学生が非常用の味噌汁の試食を
手伝ってくれました。防災用のコンロと、鍋を使ってお湯を沸かし、参加者に配るのですが
常に笑顔で、楽しみながらお手伝いいただきました。

被災地でも、飲み物などを配る 子供たちのTV映像を見ることがありましたが
大変な状況の中でも、一生懸命な姿とその笑顔に廻りの大人たちが癒されている
だろうな~などと考えていた事を思い出したりしました。

これからの防災は、ひょっとして子供たち?なんて考えた一日でした。
ありがとう。