非常用持出袋(自宅編)

①自宅での被災 (昼夜 四季問わず)

持出袋
現在市販されている、ほとんどのものが防炎または難燃素材の物で、まさに燃えにくい素材であり防滴の素材であることが望ましいと言えます。地震によりストーブなどが倒れ火が廻ってしまった、または屋外に出たら火の粉が飛んでいた。雨や雪の中避難しなくてはならないなどを考えれば当然と言えます。最近は、スプレーするだけで難燃となる商品や、防水スプレーなども普及しており裁縫製のリュックなどに施せば代用も可能です。ただし定期的なメンテナンスは伴いますので注意が必要です。
袋の形状は、手提げよりも両手を自由にするためリュック 又はショルダーが良い。障害物などに引っ掛からない様に出来るだけシンプルなもの。特にリュックタイプは、背負うことにより背中を守ることができるので良いですね。ベルトも引っ掛かりを考えると、紐よりも太めのベルトが好ましいと言えます。
欲を言えば、リュックの上部が首や、後頭部を守ることができれば尚 良いと言えるでしょう。大きさは、家族の人数や、袋の所持数量により変わりますので先ずは内容物のリストアップをし、後日追加する物(必ず後で追加したくなります)も考慮し、余裕のあるサイズを選んでください。反射板などがリュックに縫い付けられており、夜間などの視認性が良く後ろ姿で家族の確認が出来るといいですね。それから、必ず一度は身につけてベルト調整は済ましておいてくださいね。持出品の収納の順番にも注意し、ライト・電池などは取り出しやすい位置に収めるようにして下さい。
今のところ、上記を満たす袋は見たことがありませんがオリジナルで作れればいいな~。袋だけで、長くかかってしまいました、ごめんなさい。あっ、いけない。くれぐれも小さなお子さん用にリュックを持たせようとしないでください。出来るだけ自由がきく状態で避難させるようにお願いします。

ヘルメット
さてヘルメット。幼稚園・保育園・小学校などでは防災頭巾ですね。防災頭巾は戦時中の、防空頭巾から現在に至っています。私的な見解ですが、無いよりはマシというものだと思います。もちろん、火災などでは炎から肩や頭部を守ることができます。しかしながら、落石や、倒木、鋭利なガラスや金属などを考えるとゾ~としますね。当然小さな破片程度であれば良いでしょうが十分とは言えません。文部科学省は、少し考え直すべきです。これ以上書くと、興奮しそうなのでヘルメットの話。最近のヘルメット、価格も手ごろで良い商品がたくさんあります。防火ヘルメット、首周りを守るタレの付いたもの、簡単に折りたためるもの、マスクやゴーグル・ライトなども付けられます。子供用も、少しずつですが良いものが出てまいりました。出来れば、雨よけの鍔付、緩衝材付、ワンタッチ式、タレ付、蛍光反射シール、などが充実していればいいですね~。(レスキューみたい)それから大切なのは、ヘルメットに血液型、氏名、住所、緊急連絡先、持病などを見やすいところに表示してください。
万が一の際、役に立ちます。ヘルメットは人数分揃えるようにし、持出袋にマジックテープなどを利用し結束してください。袋の項で、検証しませんでしたが時間が許せば、身支度は弱者優先、体力のあるものが後になります。まさに余裕がない場合は、残念ながら自分の身は自分で守るということになります。普段より、靴出し、持出しの手順をケースバイケースで話し合い、集合場所を決めるようにしてください。最悪ヘルメットがない場合の代用として、座布団、鍋、やかん、鞄など何でもよいので頭部を守り屋外に避難し、安全な場所へ避難するようにしましょう。お年寄りや、小さなお子さんが同居している場合は、介助者の安全が弱者の運命を握ります。十分な検討が必要です。

自宅編・・・終わらないかも。つづく